メンタルの限界(40代・管理職)

自分のこれまでと、これからを残す

アダルトチルドレン

妻が私のことをアダルトチルドレンの傾向があるのではないかと気にかけていたので、図書館に行きたまたま見つけた『アダルト・チルドレン―アルコール問題家族で育った子供たち〜ジャネット・G. ウォイティッツ〜』を読んでみた。

 

アダルトチルドレンとは、アルコール問題家族に代表される『機能不全家族』で育ち、慢性的抑うつ感やコミュニケーション不全を訴えるとの意味で、私の家族間は、いざこざはあったものの、家族の中でアルコール中毒はいないし、他人事だったのですが、読み始めると、アダルトチルドレンになっている人の傾向が私にそっくり。

 

例えば

・何が正常であるかを推測して行動

・自分に批判を下す

・コントロール出来ない変化に過剰反応する

・責任を取りすぎる

・限界を理解できていない

など

 

まさに私の傾向に近い情報だった。私を苦しめていた原因がこんなところで見つかった。世の中の人は、私が感じていたことは同じように感じている、と考えていた。(読み終わった時、安堵感でいっぱいでした)

 

今考えると、幼少時の私は、家族間のいざこざの問題をいろいろ感じ取っていたようですね。私が良い子(勉強ができるとか、スポーツができるとか、人に迷惑をかけないとか)になることで、母親を元気づけ心配を無くそうと努力した結果、自分のやりたい事は二の次で、母親(他者)が喜ぶことを最優先に生きていたようです。

 

『おかあちゃん、私の幼少期を返して!』とは、全く思っていません。現在うつ状態もなくなってきているので、『これも私の人生かな』と、俯瞰して考えられます。

 

アダルトチルドレンの傾向があった私は、自分のために生きてきたというより他者のために生きてきた感じです。基準が他者であるため、自分の尺で物事を判断できないし、自分のこともわからないし。自分の尺が無いため、他者との比較はできないし、他人のこともわからなくなっていたのではと考えています。自分の事を理解するための勉強をしてこなかった事も問題があったかも。

 

だから今、自分が感じたことだったり、思ったことを、口に出したり、紙に書き出したりすることをしています。あとは本を読むことで自分の心とのすり合わせを行っています。喜怒哀楽をきちんと表現できるようになるための訓練です。

 

 

母親がうつ病を患った時、私が母親にしていたことは

・薬を飲ませること

・話を聞いてあげること

 

私がうつ状態になって、そこから抜け出すため、『自分のことを見つめること』をしています。私一人で見つめることは絶対冷静に考えられないので、協力者が必要です。私の場合は妻が助けてくれています。

 

見つめることは、辛い気持ちになるけど、最終的に楽になれるのがわかりました。今母親は他界しているので、自分を見つめることのサポートは出来ませんが、誰かがそうなったらしてあげたいと思います。

 

まずは、私の心の安定が先ですが。

 

今日もいい本が読めました!これから2度3度と読む、私のバイブルなりそうな本です。アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。

 

嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見一郎さん(著者)