メンタルの限界(40代・管理職)

自分のこれまでと、これからを残す

人に甘えるコミュニケーション

あなたは、知人の家に遊びに来ていた。帰る時間が遅くなり、知人は車で送ってくれようとしたが、あなたは、大丈夫だからと言って、知人の好意を断ってしまう。

 

あなたは、『こちらは大丈夫だから』と言って、相手の意向を断ることが多いのだと言われた。

 

他者には、車で送るが、あなたは、送ってもらわない。他者が持っている手荷物を見ると、それを持とうとするが、自分が持っている荷物は他者に持たせない。他者には分け与えるが、自分は取ろうとしない。

 

一見、優しい行動と思われそうだが、そうではないらしい。相手との円滑なコミュニケーションをするのであれば、車で送ってもらうことの選択が良いとのこと。

 

『私は大丈夫だから』と言ってしまうのは、幼少からの”他者に迷惑をかけてはいけない” “他者に心配をかけてはいけない”とういう考え方の癖から来ているようだ。この考え方も一見正しいと思えるが、それは私の一方的な考えであって、相手からすると、双方向のコミュニケーションが出来にくくなることが多いとのこと。

 

妻的考え方は、もし車で送ってもらったら、知人に感謝する気持ちが出てくる。次回会った時、『この前は助かった。ありがとう』と素直に私は言い、相手もその言葉を受け取ることができる。お互い素直な気持ちでコミュニケーションができるのだと。お願い事や相談事をする側は、申し訳ない気持ちになる。人は『おたがいさま』の状態のほうが、お願いがしやすくなる。そして、お互いが深くなれる。さらに相手の特性・得意分野を知ってお願い事をすると、逆に相手は喜ばれるし、お願いしたほうは助かった気持ちでまた感謝できる。人に甘えるコミュニケーションがあることを教えてくれた。

甘えることが自己肯定感を実感できることも伝えてくれた。 

 

最近妻とこんなやりとりでの中で、相手の気持ちはどのように変化しているのか、それと私の感情がどうなっているのかを確認している。私は、感情を長いあいだ、どこかに忘れてきた。結局、双方が気持ちの良いコミュニーケーションができていなかったことがわかる。

 

 

【妻が不安・不満に感じていたこと】

 

・占いとか煽る系のビジネスコンサル人の話を素直に聞き過ぎる

⇒私の視野が狭くなってしまう恐怖ある。

 

・世の中のキラキラしている人の一面を見て、成功している人と感じる浅さ・洞察力のなさ・自分の頭で考えていないこと

⇒情報発信側は、良い情報だけを発信している可能性があるため、悪い側面を伝えていない可能性もあり、

 

 

・出会った時から8年間、意思疎通が曖昧だったんだと気づいたショックがあった。

 

【上記の不安・不満が解消できた理由】

・真摯に話を聞いて答えようとした姿勢

・1つずつ解決するのにきちんと話を聞いたから

 

【妻が私に期待する人間像】

稼げる人間になったとしても、家族・会社で働く人・社会に対して安心感を与えられる偏った考え方にならない人間

 

上手なコミュニケーションは、素敵な人生を送れるツールであると思った。勇気を持って一歩踏みだそうと思う。